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知っておきたい貴金属の造幣局刻印(ホールマーク)

知っておきたい貴金属の造幣局刻印(ホールマーク)

ネックレスやリングなどの貴金属製品に「造幣局刻印」というのをたまに見かけますが、これって何だろう?と思った方もいらっしゃると思います。

造幣局刻印は、造幣局が貴金属の成分検査をして、どんな金属を使っているか、その金属の割合はどれぐらいかを、直接貴金属に刻印をしている製品なのです。

造幣局が証明しているので、刻印を見ただけで信頼のおける貴金属製品と確認できます。

貴金属の刻印

金やプラチナや銀の貴金属製品には、目立たないところに刻印がされています。

K18やpt850やSIL900など、それぞれ金属の種類と金属の純度を表しています。

有名ブランドなら、メーカー名を刻印している貴金属もあります。

たまに、日本の国旗マークと一緒に、数字が刻印されている貴金属製品がありますが、これは造幣局刻印でホールマークともいいます。

この造幣局刻印は、すべての貴金属製品にはついていなく、ひとつの貴金属に対して検査して刻印証明しています。

造幣局刻印のない、K18やpt850やSIL900などの刻印だけの貴金属製品は、信頼できないということではなく、ちゃんとした貴金属製品ですので安心してください。
もし、万が一K18と刻印されているのに、金が65%しかなかったらその貴金属は偽りのK18になります。

ちなみにK18は金の割合が75%です。

造幣局刻印

造幣局刻印は、独立行政法人 造幣局が貴金属製品を検査して刻印をします。

造幣局というと、日本の通貨である硬貨(1円~500円)を作っているところで、硬貨の製造以外にも勲章や褒章も作っています。

造幣事業のひとつとして、試験検定事業をしているのですが、ここでは貴金属製品の検査と証明をしているのです。

貴金属製品に刻印されている、日本の国旗と隣の数字が造幣局刻印(ホールマーク)と言われています。

造幣局刻印(ホールマーク)

金や銀の場合は、「日本の国旗マーク」と「菱形で囲まれた数字」の刻印ですが、プラチナの場合は、「四角で囲まれたPt」の文字が刻印されています。

これは、貴金属の見た目が、銀かプラチナか見分けがつかないので「Pt」の刻印で分かるようにしているのです。

こうして造幣局刻印された貴金属は、公的で第三者の造幣局が貴金属製品の検査をして、合格したものだけに刻印をして証明されているので、その貴金属製品自体の信頼性が非常に高いです。

ネックレスなどを買うときも、造幣局刻印があればプロでなくてもすぐに判別できますし、買取りしてもらうときも、貴金属製品の信頼性が高いので見積額がよくなるようです。

ただし、貴金属製品の検査・証明には当然手数料が掛かりますので、ネックレスやリングを買うときも割高になってしまいます。

「接合している塊に付きひとつの刻印」になりますので、リングであればひとつの刻印なので少しの割高で済みますが、ネックレスの場合、構成されている部品がチェーンやペンダント部分と多いので、すべてに造幣局刻印があると結構な金額になってしまいます。

 

まとめ

造幣局刻印がある貴金属は、金属の種類と割合が間違いないので、信頼性が高く安心してお買い物ができます。

もちろん造幣局刻印がなくても、安心してお買い物ができます。

なぜなら、詐欺目的で偽りの貴金属を販売していたとすると、すぐに口コミで「あやしい」とささやかれて客足が遠のき、お店をたたむことになりますから。

ですので、みなさんは安心してお買い物を楽しんでください。

ステキなネックレスやピアスやリングを見つけたら、よーく見て造幣局刻印があればラッキー程度に思ったほうがいいでしょう。

造幣局刻印目当てで貴金属を探すと、結構な手間になりますし、ステキな貴金属を見逃してしまうこともありますよ。

ちなみに「ホールマーク」の語源は、14世紀ごろのイギリスで、貴金属の検査と刻印証明をしていたのですが、会館(ホール)で証明刻印(マーク)をしていたことから、ホールマークとなったようです。

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