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ダイヤモンドのクラリティーとは?

ダイヤモンドのクラリティーとは?

鑑定書でのClarity(クラリティー)は、ダイヤモンドの透明度のことを表しています。

透明度ということですが、具体的にいうとダイヤモンドの中に存在している内包物がどれぐらいの大きさで、どれぐらい存在しているかということで考えたほうがいいでしょう。

内包物が無ければ最高グレードになり、くすみの無い光り輝いたダイヤモンドで、内包物が大きくて多いほどグレードが低くなり輝きが少ないダイヤモンドになります。

クラリティーは内包物の大きさ・数・場所

Clarity(クラリティー)とは、ダイヤモンドの透明度のことを表しているのですが、具体的に言うと、ダイヤモンドの内包物の数、大きさ、色、場所などのことを評価しています。

内包物というのは、ダイヤモンドの中の鉱物結晶や割れ、歪み、内部のキズが表面まで伸びているものなどがあります。

これは、ダイヤモンドが地中で製造されるときの工程でできてしまいます。

ダイヤモンドが結晶化するときに、外部からの圧力や温度などの影響で内包物ができてしまうのです。

ちなみに内包物のことをインクルージョン、キズのことをブレミッシュといいます。

クラリティーグレードが高いほど美しく輝くダイヤモンドです。

拡大鏡で見ても、内包物が見えないあるいは微小であれば、ダイヤモンドの中で光が効率よく反射します。

ですのでクラリティーグレードが高いダイヤモンドは、透明度が高いダイヤモンドというわけです。

ダイヤモンドの中のキズも、クラリティーグレードに影響がでます。
ダイヤモンドの中で反射する光を屈折させてしまうので、輝きが減る原因になるのです。

ただし、ダイヤモンドに内包物があっても、輝きに影響を与えない程度のものであれば、ダイヤモンド本来の美しさは損なわれることはありません。

クラリティーのグレードは、【ダイヤモンドの4Cとは?】ページの中ほどで紹介していますので興味のある方はご覧ください。

内包物はダイヤモンドの個性

ダイヤモンドに内包物やキズが無ければ、当然クラリティーグレードが高くなり、美しく輝いてとても高額なダイヤモンドになるのですが、逆を言うとダイヤモンドの個性が無いということも言えます。

鑑定する人がクラリティーを評価するとき、内包物の位置や傷の位置を図で示します。
鑑定書のPlot(プロット)という項目にあります。
赤色や緑色などの点がダイヤモンドの図に書きこまれます。

ダイヤモンドの内包物は、そのダイヤモンドの特徴であるので、ダイヤモンドの個性と言えます。

ダイヤモンドは同じものが2つと無いというのは、この内包物の特徴がどれひとつ同じものが無いからです。

ダイヤモンドの内包物は人の顔がみんな違うように、ダイヤモンド一粒一粒の個性でもあるのです。

もしも、ダイヤモンドをどこかに落としてしまって、後で見つかったとしても、鑑定書のプロットとダイヤモンドの内包物を照らし合わせれば、すぐに同じダイヤモンドと鑑定できます。

内包物は人の指紋みたいな感じですね。

鑑定書のプロットは、すべての鑑定書には記されていません。
「図示省略」となっていれば、プロットが書かれていませんので注意が必要です。

 

まとめ

ダイヤモンドのクラリティーとは、ダイヤモンドの透明度のことを表しています。

透明度ということですが、ダイヤモンドの中で反射する光を妨げる内包物の数、大きさ、色、場所などのことを評価しています。

内包物というのは、具体的には鉱物結晶や割れ、歪み、内部のキズが表面まで伸びているものなどをいいます。

購入するときは、内包物の全くないダイヤモンドを選びたいのですが、そういうダイヤモンドは希少なので、めったにお目にかかれないですし、とても高額になります。

一般的に店頭ではVVS-1がトップグレードです。VS-1以上であれば、婚約指輪としても非常に満足できる輝きですし、SI-1でも肉眼で内包物を見ることはできませんので、誕生日プレゼントに喜ばれることでしょう。

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