エンゲージリング(婚約指輪)とは
エンゲージリングは、結婚を約束するときの証しとして、男性から女性に贈るものですが、プレゼントするエンゲージリングは、ダイヤモンドの付いたリングが一般的です。
一粒ダイヤモンド、一粒ダイヤ&メレダイヤ、エタニティーリングが人気です。
最近では、誕生石を使ったリングを、エンゲージリングにしている方もいるようです。
今回は、エンゲージリングの歴史や由来などをお伝えしますので、参考にしてください。
エンゲージリングの歴史
エンゲージリングは、婚約するときに女性に贈るものとお伝えしましたが、本来の意味とか由来というのはほとんどの方は知らないと思います。
エンゲージリングの由来は、古代ローマが起源といわれています。
古代ローマでの婚約の儀式に、鉄の輪を贈ったのがエンゲージリングの始まりといわれています。
中世になると、サファイアやルビーを使った、エンゲージリングを贈るようになりました。
ダイヤモンドを使ったエンゲージリングは、15世紀頃に初めて使われたといわれています。
ローマ帝国の皇帝になる大使が公女に結婚を申し込んだ時、ドイツの博士から「不屈の力」「永遠」を意味するダイヤモンドを贈るように言われ、ダイヤモンドのエンゲージリングを公女に贈ったそうです。
それを機に、ダイヤモンドが永遠の愛の象徴となったようです。
日本では、ダイヤモンドのエンゲージリングが一般的になったのは、高度経済成長期あたり(昭和30年頃~昭和45年頃)からです。
その頃ダイヤモンドの輸入が解禁になったのも定着した理由です。
なんといってもあの輝きを見ればどんな女性も憧れますよね。
立て爪の一粒ダイヤモンドのエンゲージリングが長い間人気でしたが、近年ではエタニティーリングも人気です。
小さめのダイヤモンドがリングをぐるりと囲んでいるタイプで、引っ掛かりが少ないので普段使いもできるデザインです。
また、誕生石を使ったエンゲージリングも最近では人気です。
エンゲージリングは左手の薬指
古代ギリシャでは、「左手の薬指には、心臓につながる血管がある」と信じられ、感情をつかさどる心臓からつながる薬指は、神聖な指とされていました。
永遠の誓いの意味をこめて、神聖な指とされる左手の薬指に、エンゲージリングをはめるようになったといわれています。
もちろん、現在の医学から見ると心臓に感情はなく、左手の薬指以外の指も、心臓につながる血管がありますが、遠い昔では左手の薬指は神聖な指と考えられていました。
現実的な視点で見ると、右利きの人が多く、利き手ではない左手の薬指は生活の中では一番動きが少なく、力を入れにくい指なので、エンゲージリングと指に負担が掛かりづらいというのが有力です。
また、薬指は中指と小指に挟まれているので、リングを落としにくいということもあります。
まとめ
エンゲージリングは、婚約するときに男性から女性に贈る婚約指輪です。
ダイヤモンドを使ったエンゲージリングは、永遠の愛の誓いを意味するので、現在でも不動の人気があります。
エタニティーリングや誕生石を使ったリングも近年人気が出てきました。
左手の薬指にはめるのは、古代からの慣習によって受け継がれています。
神聖な指に永遠の誓いをするという意味があります。
キラキラと輝いた、ダイヤモンドの付いたエンゲージリングは、女性はもちろん男性から見ても素敵なのですが、エンゲージリングはいらないという女性もいます。
エンゲージリングの分を、違うことに回したいという考えもあります。
男性としては、大事な女性にプロポーズするときに、エンゲージリングをプレゼントしてカッコいいところを見せたいですが、一度話し合ってみて彼女の考えも聞いてみてはいかがでしょうか。
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